出雲和紙 安倍榮四郎記念館
民芸館に行くのが趣味なのですが、先日松江市八雲町にある安倍榮四郎記念館へ行ってきました。
安倍榮四郎は、昭和43年に国の重要無形文化財に指定されている雁皮紙保持者として人間国宝に認定された
和紙の革命児と言われた方です。と、パンフレット通りに紹介させて頂きます。
と言うのも、私も詳しい事は全く知らず民芸館のHPで存在を知り見に行きました。
安倍榮四郎は民芸の創設者柳宗悦と出会い、自らも民芸活動に参加し版画家の棟方志功らとも親交を深めたそう
です。1階は和紙の歴史や制作工程、作品などを見る事ができ、2階には民芸活動で親交深めた方々の作品を見
る事が出来ます。数は少ないですが安来出身の河井寛次郎を始め、棟方志功の作品も展示されており、こんなに
近くで棟方志功の書を見られるなんて!と感激。迫力ある書に吸い込まれてしまいました。
この記念館は、松江市街から少し奥まった山間の素敵な田舎の風景が広がる場所に建っています。
ここの綺麗な空気、綺麗な水、綺麗な景色が出雲和紙を作っているんですね。
自然の材料を使用しているからこそ出る、風合い、色合い。和紙の自然な美しさに魅了されました。